緑内障とは、眼圧が高いために視神経が障害されて萎縮するために、それに対応した視野が損われ、視力(眼を動かさずに見える範囲)も低下していく病気です。
いったん萎縮を起こした視神経は回復しないので、緑内障を放置すると失明に至る上、治療に成功しても現状を維持するにとどまり失われた視野も回復しません。
従って、早期発見早期治療がとても大切になります。
普通、眼圧は15mmHg前後ですが、緑内障の人は21mmHgを超えることが多く、眼球内部の高い圧力で構造的に弱い視神経乳頭が圧迫されるのが一番多い原因と考えられています。
しかし、最近は眼圧が正常値(10~20mmHg)でも視神経が弱くて、緑内障となる人がいることがわかってきて(正常眼圧緑内障)注目されています。