姫路 眼科 こじま眼科|姫路市博労町91

低濃度笑気ガス麻酔

手術が怖いと感じる方へ
Gas anesthesia

眼の手術と聞くと恐怖や不安を感じるため手術を受けたくないと思う患者様もいらっしゃいます。そのような方に、負担を少なく手術を受けていただけますよう、低濃度笑気ガス麻酔を導入いたしました。

低濃度笑気ガス麻酔とは、亜酸化窒素(笑気)と医療用酸素を混ぜ合わせた気体を吸入することで、恐怖心や不安感から解放されリラックスした状態にして痛みを感じにくくする、安全性の高い麻酔のことです。
子どもの歯科治療や無痛分娩などの際にも幅広く用いられています。
保険診療で使用することができますので、お気軽にご相談ください。

 低濃度笑気ガス麻酔の特徴

リラックス効果

軽い鎮静・鎮痛作用と睡眠作用があります。眠ってしまうほどの強い麻酔ではなく、ぼんやりと体がふわふわするような気持ちのよい感覚です。

術後も体に残らない

使用後はすみやかに排出され体の中に残らないので、数分で元に戻ります。

副作用の心配が少ない

非常にまれではありますが、吐き気、四肢の脱力などの症状を感じられる方がおられます。

 麻酔方法

麻酔方法は、手術のリクライニングチェアに移動後、鼻にチューブを装着するだけです。

  • 鼻から酸素と笑気を吸入します。
    (少し甘い匂いがしますが、ほとんどありません)
  • 2~3分で気持ちがリラックスして落ち着いた状態になります。
    (心拍数や血圧・呼吸など、全身状態が安定します)
  • 笑気ガスを止めると2~3分で麻酔の影響はなくなります。

適応のある方

  • 手術に恐怖・不安感がある方、痛みに敏感な方
  • 緊張やまぶしさで目を閉じてしまう方
  • 循環器疾患のある方
  • 閉所恐怖症や心不安感をお持ちの方
  • 脳貧血の既往のある方

 よくあるご質問

意識がなくなったり、眠ってしまったりするのでしょうか?

全身麻酔と違って意識を失ったり、眠ってしまったりすることはありません。

どのような場合に低濃度笑気ガス麻酔を使うのでしょうか?

目の治療に恐怖心・不安感をもっている方、痛みを感じやすい方、緊張や眩しさで目を強く閉じてしまい治療が不可能となる方の場合に使用します。

副作用はないのでしょうか?

笑気ガスは体内で分解されることなく、吸入をやめるとすぐにそのまま排出されるので、呼吸器系、肝臓、代謝系などに負担がかかりません。
ただし、妊娠初期の方、鼻閉塞のある方、気胸の方、ビタミンB12欠乏症の方などには適していません。詳しくは医師にご相談ください。